音楽制作に最低限必要なもの1

音楽制作を始めてみたいけどまずは何を買えばいいのかわからないという方も多いかと思います。

レッスンのページでも至るところに最低限のDTM、DAW環境と書いているのですが
具体的にどのくらいが最低限なのか、
レッスン生やレッスンに興味のある人だけでなく、
これから音楽制作をしたい方にも参考になるように書いていきます。
まず音楽制作を始めるにあたって最低限必要なものだけをリストアップしてみました。

1.コンピューター(MacかWin)
2.DAWソフト
3.オーディオインターフェイス
4.MIDIキーボード
5.スピーカー、ヘッドフォン

もちろん他にもあればいくらでもこのリストに追加可能ですし、
厳密には細かいゲーブル類なども必要ですが、最低限と考えるとこの程度だと思います。
それでは順番に見て行きましょう

・音楽は結局のところMacとWinどちらがいいのか?

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結論を先に言います。
ぶっちゃけ「どっちでもいい」です。

ただapple信者としてはMacの方を激しくおすすめしたいですね。
私の場合はappleとMacに完全に洗脳されてしまっているので、
Winが使えない身体になってしまいました(笑)。
ただ機能的にも値段的にもにもう差らしい差はないと言ってもいいと思います。

大昔はWinの方がMacよりもパワーがありましたし、
値段もWinの方が安かったですが今はたいした差はありません。
MacがintelのCPUを採用してからパワー的な差はほぼなくなりましたし、
値段も昔と比べると随分安くなりました。

私がコンピューターを使い始めた2000年頃は、
WinはMacを買う金のない貧乏人やアマチュアが買うものといった
差別意識が世の中にあったように思いますが今はプロでもWinのユーザーは普通にいます。

特にCUBASEユーザーはWinユーザーの方が圧倒的に多いと思います。
ちなみに私はMacでCUBASEを使ってるマイノリティです(笑)。

ただ音楽業界全体でみるとMacユーザーの方が大多数ですね。
業界のデファクトスタンダードと言っても決しておおげさではないと思います。
元々はWinユーザーだったけど
周りがMacユーザーが多いから乗り換えたという人も多いように思いますし、
音楽だけはMacを使うという人も増えました。
その理由は単に音楽業界や音楽関係者にユーザーが多いというのもあるかと思いますが
Macの方が圧倒的にシンプルで使いやすいというのも少なからず影響しているのではないでしょうか。

私も音楽制作にMacを使っていますし、
appleやMacの信者ですが決してコンピューターが好きなわけではありません。
使う用途も音楽関係とネットとちょっとした事務作業くらいなので
コンピューターの隅から隅まで知り尽くしたいギークな欲求もありませんし、
自分だけのオリジナルマシンを自作したいという気も起きません。
多くのミュージシャンやクリエイターも同じような感じではないでしょうか。
そう考えるとMacの方が圧倒的にシンプルですし、
Winのようにウイルスも今のところないので
余計なことを考えずに音楽制作に集中出来るというのはメリットとして大きいです。

ただ、仕事や学校や趣味によってはWinじゃないと作業が出来ないものもあるかと思いますので、
音楽以外のライフスタイルも無視出来ないという方はWinでも全然いいと思いますし、
まずは手持ちのWinで始めてみてMacに乗り換えたくなったら乗り換えるのもアリです。

あとは完全にブランドですね
要は日本車と外車どっちがカッコいいのかというのと同じ話です。

例えば私の場合はMacはデザインもOSもシンプルで洗練されていて、
楽器に近い感覚で接せられるところが特に好きです。
使っていてクリエイティブな感性を刺激されるので
appleやMacは自分に中で完全にブランドとして確立されています。

ですがWinは「PC」という名の家電にしか感じられない。

逆にWinユーザーの中にはMacユーザーのことを
appleやジョブズに洗脳されて金を搾り取られている情弱の集まりで宗教みたいで気持ちが悪い、
コンピューターなんて結局はたかがツールでありブランドなんて必要ない、
安くて性能さえよければそれでいいじゃないかと思っている方もいるかと思います。

私も全くその通りだと思いますし、
実際私を含めMacやappleの信者を自称している人は
洗脳されていることをむしろ楽しんでいる末期な人が多い気がします(笑)。

ですので最終的には各自の好みや価値観で決めてもらっても全然かまわないと思います。

ただiPhone使って楽しいという感覚がある人なら
Macの適正はあると思いますよ、とだけ言っておきます(笑)。

・デスクトップとノートはどちらがいいのか?

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昔はデスクトップの方が圧倒的にハイパワーで、
ノートはサブマシン的な位置づけでしたが最近はノートも随分と高性能になりました。
しかも値段も安い。

特にヴォーカリストの方で家で歌録りが難しい場合は
ノートの方がスタジオや個人練など楽に持ち運び出来るので
デスクトップよりも使い勝手がいいのではないでしょうか。

個人的にもiMacとMacBookPro、どっちか選べと問われたら後者を選びます。

逆にデスクトップ(MacProなど)じゃないと作業出来ないような人は
おそらく作曲、アレンジ、打ち込み、レコーディング、ミックスまで
一人で完結するアレンジャーのようなタイプ、
しかもプロかそれに近い人に限られると思います。

あとはハイサンプリングレートでの作業とか。

レコーディングスタジオでも自前のノートを持ち込んで作業するエンジニアの方が増えてるようですし、
確かにその方がセッションファイルを持ち込むよりも
ソフトやプラグインの互換性といった問題からも解消されますので合理的といえば合理的です。

ただどちらにしろ、メモリは多めに積んでおいて損はないと思います。
その方が音源などパワフルに使えるからです。
最低ラインは8GBといったところですが
今はノートでもこのくらいほぼデフォルトで搭載してます。
が、より本格的な制作をするのであれば16GB以上欲しいですね。
特に最近のMacOSは非常にメモリ食い虫なので
ちょっとネット見てる程度でも8GBはすぐに使い切ってしまうからです。

※追記
最近MacBookProを購入しました。
ブログにも色々書いてありますのでよければご覧ください。
http://blog.kohtaro.com/?eid=205

・DAWのソフトはどれがいいのか?

実はレッスンでもよくされる質問です。
フリーのソフトも特にWinはたくさんあるし、
MacもデフォルトでGarageBandという音楽ソフトがインストールされています。

初心者の方などはGarageBandからスタートするのは全然アリだと思いますし、
次回で触れるオーディオインターフェイスに
オマケでDAWソフトの簡易版が付属されている場合もあります。

ただプロが使ってるソフトと比べると機能的に出来ることが限られてますので
追々はプロも使ってるDAWソフトを導入した方がいいです。

DAWソフトによってはMacにしか対応していていなかったり(Logicなど)
逆にWinにしか対応していないソフト(Sonarなど)があるので要注意です。
その他、どっちも対応しているけどWinユーザーが多いソフトもあれば(CUBASEなど)
Macユーザーの方が多いというソフトもあります(ProToolsなど)。

ですのでソフトの前に自分はMacとWinどちらのユーザーなのか、
まだコンピューターを入手してないようならどちらがいいのか決める必要があります。
Winユーザーの方がWin非対応であるLogicを買っても無意味ですしね。
(そもそも買えませんが)

ただ今はどのソフトも機能的にはたいした違いはないです。
昔は確かに特定のソフトでないと使えない機能がありましたが今はどれも大差はないと思います。

ですがあまりにもマイナーだったり、マニアックなソフトは将来性が不安です。
仮にメーカーが潰れたらもう開発も終了ということになるからです。

実際、最近もMacの波形編集ソフトではわりと有名だった
PeakというソフトのメーカーであるBiasも潰れました。

ですのである意味ソフトの選択は自己責任な部分もあるのですが
CUBASE、Logic、DP、ProToolsなどの
プロが使ってるようなDAWソフトであればほぼ問題なしと考えていいと思います。

ちなみに参考までにプロの世界ではMacユーザーはLogicとProToolsの方が多いですね。
特にLogicはユーザー数も多いですし、値段も安いのでこれから始める人にはいいかもしれません。

エンジニアの方はほぼProTools一択でしょう。
ただProToolsをフルで揃えると大変な金額になりますので
個人や趣味で導入するのはあまり現実的ではないかもしれません。

DPは元々はMac専用ソフトでしたが最近Winにも対応しました。
昔からの定番のソフトでアラフォー以降の方にはユーザーが多いですが
若い世代はLogicやCUBASEなどの方が人気があるようです。
(あくまで私の周りですが)

CUBASEはMacにもWinでも両方使えるソフトですし操作も簡単です。
ちなみにWinのプロユーザーはCUBASEが大多数と言ってもいいと思います。
あくまで自分の周りでの話ですがSonarを使っているプロは不思議と見かけません。
機能的には他のDAWソフトに劣っているわけではないと思いますが
業界のパワーバランスとしてWinはCUBASEのユーザーが圧倒的に多いので
Winユーザーの方でプロを目指す方などはCUBASEがなんだかんだ一番無難かもしれません。
ちなみに私はMacでCUBASEを使っているマイノリティです(笑)。
昔はサポートなどあからさまにWin贔屓なところがありましたが
最近はそんなことはなくなりましたし、実際に特に問題なく使えています。

あと最近はStudioOneというソフトも人気です。
MacでもWinでも使えますし、お値段もお手頃です。
私の好きな作曲家の方もStudioOneに乗り換えたようですし
プロのユーザーも地味に増えてきているようなのでちょっと気になっています。
フリー版も公開していますが、意外に高機能で驚きました。
まずはここから始めてみるというのも選択肢の一つとしてはアリかもしれません。
http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/free/

またクラブミュージックのクリエイターにはLiveというソフトが人気です。
私も使ってますが直感的に使えますし、
動作も安定しているのでライブのオケ出しにも使ってます。
操作も簡単でマニュアル見なくても大丈夫なくらいです。
ただMIDIやミックスなどはCUBASEの方がやりやすいかな〜という気がしています。
ですので私の場合は両方をRewireで組み合わせていいとこどりで使っています。
このソフトもMac、Winどちらでも使えます。

とここまで書きましたがここで一度まとめてみましょう

Mac:Logic、ProTools、DP、CUBASE、StudioOne、Live
Win:CUBASE、Sonar、ProTools、StudioOne、Live、DP

この中にあるソフトだったらハズレということはほぼないですし
各自の環境と予算に合わせて好きに選んでもらっていいと思います。
何度もいうようですが今はどのソフトも機能的にたいした違いはありません。

それよりも自分がどんな音楽をやりたいのか、好きなのかといったそもそも論や
良い演奏したり、良いアレンジをする方がはるかに音楽にとっては大事です。
それさえ固まっていればMacだろうがWinだろうが、
どのDAWソフトを使おうが極論関係ないと思います。

ただ細かい使い勝手は違うとは思います。
出来ることに差はなくてもその過程での使い勝手でそれぞれ差があるので
風が吹けば桶屋が儲かるの程度の細かい影響はあるかもしれません。

実際、一時期Logicに乗り換えようとして多少触ってみましたが
CUBASEの方が自分には合ってましたし、
WinではMacのように触っててテンションが上がらない(もう洗脳されてしまっているので/笑)。

こればっかりは相性というか実際に触ってみないとわからないと思いますので
一度楽器屋に行ってみて触ってみるか(店員さんに聞けば親切に教えてくれます)、
YoutubeなどでDAW関係の動画をリサーチしてみて
使いやすいと思うもの、自分に合ってると思うものを選べばいいと思います。

ですが最後に注意です。

正直DAWソフトはどれでもいいとは言いましたが
購入の際は、DAWソフト付属の音源やプラグインに釣られないように気をつけてください。

ほとんどのDAWソフトがバージョンアップしたときなどは
新しい音源やプラグインをやたらとアピールします。
それが自分の使っているソフトならともかく、
他のソフトだと隣の芝生は青く見えるではありませんが
なんかあっちのソフトの方が自分のソフトよりもいいんじゃないかと思ってしまいがちです。

私も過去、Logicに乗り換えようと思ったのも
Logicの方が音源やプラグインが充実していると思ったからです。

ですが基本的にDAWに付属する音源やプラグインなどはほぼオマケ程度と思ってください。
はっきりいってサードパーティ製の音源やプラグインの方が
DAW付属のものよりダントツに音が良いです。
モノによってはDAWソフト以上の値段のするものも少なくありませんが
それだけの金額の音がします。

もちろん初心者やちょっとしたデモ程度しか作る予定のない方などは
DAW付属のものでもかまいませんが
音にこだわりたい方は追々サードパーティ製のものを
買い足していった方がいいと思います。

DAWソフトは何でもいいとは思いますが
サードパーティ製の音源やプラグインに関しては
各自の方向性や音楽性に合わせて多少慎重に選んだ方がいいです。

確かに昔に比べたら今のソフトは付属のものでも相当いいです。
ですがさすがに市販のCDと同レベルにするのは、
バイオハザードをナイフ一本でクリアするのと同じくらい無理があります。

個人的にはそんな大変な思いをして時間を無駄に使うくらいなら
ちょっとお金出してでも
サードパーティ製の音源やプラグインを買う方がマシと考えていますし、
その方が音楽制作により集中できます。

オススメはと問われると難しいのですが
最初の一本目としてはとりあえずNIのkompleteを買っておけばまず大丈夫でしょう。

仮にkompleteを使ってマトモな音が作れなかったら
「お前の腕が悪い」と言われても言い訳できないと思います。
そのくらいオススメです。

kompleteも昔は今より少ない音源数で
記憶が正しければ20万はした気がするので本当にスゴい時代になりました。
高校生でもバイトしたり、お年玉を貯めれば全然買えるのではないでしょうか?

よくツールの上ではプロとアマチュアの差がなくなったと言われますが
決しておおげさではないと思います。
ちなみにKOMPLETEは無印とULTIMATEの二種類があります。

ULTIMATEは無印よりも音源ライブラリーがたくさん入っていますが個人的には無印でいいと思います。
むしろULTIMATEを買うお金があるなら、
その分のお金を特定の楽器により特化した音源にまわした方がいいと思うからです。

具体的にいうと
ピアノだったらIvory、生ドラム系だったらSUPERIOR DRUMMERやBFD、
ベース系ならTrilianなど業界で定番と言われている専用音源です。

もちろんULTIMATEで追加されている音源もメーカーのデモを聴く限りクオリティは高いのですが
さすがに業界定番の専用音源には叶わないと思うので
とりあえずベーシックなものが揃っているKOMPLETEの無印で大丈夫です。

それでもDAW付属のものと比べると雲泥の差ですので買って後悔することはほぼないと思います。
ですのでまずはDAW付属のものとKOMPLETEでがんばってみて
必要ならその都度必要な音源やプラグインを買い足していけばいいのではないでしょうか。

と、ここまで書きましたが結構長くなりましたので続きはまた次回!

PS
続きはこちらからどうぞ。
音楽制作に最低限必要なもの2
https://kohtaro.com/wp/lesson/seisaku2/