音楽制作に最低限必要なもの2

前回、音楽制作に最低限必要な機材として
1.コンピューター(MacかWin)
2.DAWソフト
3.オーディオインターフェイス
4.MIDIキーボード
5.スピーカー、ヘッドフォン
をリストアップしてその中でも1、2について主に書きました。

今回は残り3〜5の
オーディオインターフェイス、
MIDIキーボード、
スピーカーやヘッドフォンなどについて書いていきます。

もしかしたら前回のコラムを読んで
別に3〜5はあってもなくてもいいんじゃない?
と思った方もいるかもしれません。

確かに極論、コンピューターとDAWソフトさえあればちょっとした作業なら出来ます。
ノートならカフェなどでMacBookAirでドヤ顔で仕事をしている
ノマドの人たちに混じって作業することも余裕で可能でしょう。
しかしさすがにストレスなしに音楽制作に集中するには無理がありますので
実質ないと苦しいのが現状です。

むしろコンピューターやDAWソフトよりも音楽的な影響力が強いと思います。

「kohtaroさんの音楽はCUBASEっていうよりもLogic寄りですね」

と以前、誰かに言われた気がしますが
たかがDAWソフトで音楽性が変わるわけないじゃないですか(笑)。

でも録り音のクオリティやモニターの正確さであったり、
普段どんなスピーカーで音楽を聴いているのかといったことは
音楽性にそのまま影響すると思っていますので
もしかしたら人によっては前回以上に重要な内容かもしれません。
多少コア寄りな内容かと思いますがまた最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

・それではまずはオーディオインターフェイスから。

「オーディオインターフェイスって何?」
という人のために簡単に説明すると
要はコンピューターにレコーディングする際に演奏や歌などを入力したり、
DAW上で作り込んだプロジェクトのデータを
スピーカーやヘッドフォンなどで聴けるよう出力するのに必要な機材だと思ってください。
オーディオインターフェイスなしでも
コンピューターによってはマイク端子やライン入出力やヘッドホンの端子があると思います。
ですが品質的には到底音楽制作に耐え得るクオリティではありません。

たまにDAWソフトさえあればいくらでも音を変えることが出来る、
という声を耳にしますがハッキリいってそれは嘘です。
そこまでいかなくてもそれに近いコピーで煽っている
メーカーやメディア、レッスンなどは多く見られますが誇大広告もいいところです。
いくらビジネスだからといっても初心者や素人さんをそんな安易な言葉で騙したり、
カモにするのは無駄に高級な布団をお年寄りに売りつけるのと同じくらいタチが悪い。

特に音質に関してはレコーディングの時点でほぼクオリティが決まります。
新鮮な食品ならどのように料理しても美味しく食べることができますが
さすがに腐りかけている魚を美味しい刺身にするのは無理があるのと同じように
音質が悪い演奏を市販のものと同程度に磨き上げることは不可能です。

腐った音は腐った音のままです。

ミックスでどうにか出来る類いの話ではありません。
夢を壊すようで悪いですが結局のところミックスはバランスを取るための作業であり、
腐った音を蘇らせるゾンビパウダーのような魔法の儀式やツールではないのです。
テクノロジーがいくら発達しようがそれは変わりません。

ですので作品を高音質にしたいのならまずは良い音で録音することが大前提です。
さらにいうと録った素材の音を正確にモニターする必要もあります。
その両方を管理する機材がオーディオインターフェイスなのです。
コンピューターを中核に置いた音楽制作の音質の大部分は
はっきり言ってここで決まると言い切ってもいいくらいです。

前回おすすめしたNIのkompleteも安いオーディオインターフェイスで鳴らしたときと
高いオーディオインターフェイスで鳴らしたときでは「別物」と言ってもいいくらい出音に差が出ます。
特にソフト音源やプラグイン全盛の時代の現在だからこそ
音楽制作においてのポジションがより重要なものになったように思います。

オーディオインターフェイスも値段が
数万円のものから何十万円するものまで幅広くありますが
基本的には値段の高いものほど音質も良いと考えてもいいと思います。
もちろん音のことを考えると予算の許す限り良いものを買ってもらいたいところですが
いきなり高価なものを買うのも大変だと思うので

買うとしたら3万円以内の入門用、
もし予算があれば10万越えのプロ仕様な物、

このどちらかがおすすめです。

個人的に一番買ってはダメだと思うのはその間の中途半端な価格帯の製品です。
例えば7万クラスの物を買うくらいならあと3万をがんばって捻出して
10万越えのプロ仕様の物を買った方が絶対に後悔しません。
それか入門用の3万以内の物をまず入手して資金に余裕が出たり、
腕が上達してから10万越えのプロ仕様のものに買い替えても決して遅くはありません。
入門用のものでもコンピューターのデフォルトで搭載されている
オーディオ入出力よりは音は良いので
とりあえずは音楽制作を滞りなく行うことが出来ます。

また入門用のランクの製品はDAWソフトの簡易バージョンや
ソフト音源、プラグインが付属している場合があります。
簡易ヴァージョンなので機能は制限されてはいますが、
それでもDAWソフトの基本的な操作感は正規版とそれほど差はありませんので、
本格的にDAWソフトを導入する前にとりあえずお試しで使ってみる、
というのも選択肢としてはアリです。

うちの弟がNIのKOMPLETE AUDIO 6という
オーディオインターフェイスを使っていますが意外と悪くありません。
確か2万円代で買えてさらにCUBASEの簡易版とKOMPLETE ELEMENTSという
音源やエフェクトの入門的なソフトをバンドルしていますので
これから始める人にはいいかもしれません。

しかしここで注意です。
例えばMacユーザーの方がSonarの簡易版が付属されていることの多い
Rolandのオーディオインターフェイスを買ったとします。
今ではほとんどのオーディオインターフェイスが
Mac、Winの両方に対応してはいても
Sonarは簡易版も含めWinにしか対応していないソフトですので
当然のことながらMacでは使うことは出来ません。
ですので付属ソフト類も使ってみたいようでしたら
事前に自分のコンピューターやOSの確認をしておきましょう。

もし10万越えのものを狙っているのでしたら
METRIC HALO、Apogee、MOTU、Prism Sound、RME、Antelope、
あたりのメーカーの物であればハズレはありません。
これらのメーカーの製品はどれもプロが仕事で使っているレベルですので
音質的に細かい好みはあっても「赤点」を取ることはまずないと思っていいでしょう。
20万を超えているものなら、さらに言うことなしです。

ちなみに私はMETRIC HALOのULN2 2d Expandedというオーディオインターフェイスを使っています。
ULN2-2d-Front
音質はもちろんのこと、バスパワー対応で持ち運びにも便利ですので非常に使い勝手が良いですし、
なによりMacオンリーという硬派なところがapple信者として好感が持てます(笑)。

ですのでまずは自分の出せる予算やコンピューターやOSの確認する。
あとは予算の範囲内で各自の仕様用途によって絞りこむといいと思います。

例えば歌録りをメインに使うのであれば
マイクプリとファンタム電源が搭載されていていることは必須条件になりますし、
(もちろん別途マイクプリを買うのもアリです)
ライブで打ち込みや同期を多用する方は出力の端子が多い方がPAでのバランスが取りやすくなります。
今はオーディオインターフェイスも種類が豊富なので
楽器屋に直接行ったり、ネットショップで調べてみれば
それぞれのスタイルに適した製品はすぐに見つかるかと思いますし、
サンレコなどでもオーディオインターフェイス特集といった企画を
たまにやっていますのでそれを参考するのもいいと思います。

ただ個人的に気になっていることは

今後オーディオインターフェイスの規格はどうなっていくのか、

という点です。

これまでオーディオインターフェイスはFireWire(IEEE 1394)とUSBが主流でした。
ちなみにFireWireにはFireWire400と800の二種類があり、
音楽制作では基本的にFireWire400の方が主流でした。
しかし最近のMacからはFIreWire400も800もバッサリと切り捨てられてしまいました。

代わりに登場したのがThunderboltという新しい規格です。
これはappleとintelと共同開発した高速汎用データ伝送技術の規格のことで
FireWireやUSBよりも大量のデータを扱えることから次世代の規格として期待されており、
事実、ProToolsはいち早くHD Native Thunderboltインターフェースをリリースし、
Macbook ProやiMacでもProToolsのHD Nativeが使用可能になりました。
スクリーンショット(2013-04-10 2.04.31)
この図を見る限り、他の規格と比べてみても圧倒的な処理速度なことがよくわかるので
Thunderboltに期待が集まるのも当然の話ですね。

しかしここで問題なのは果たして他のメーカーも
ProToolsと同じようにThunderboltに対応するのだろうか、という点です。

おそらくほとんどのメーカーがThunderboltや今後の規格に関しては
まだ様子見の段階のような気がしますし、
個人的にも今後どうなるのか正直読めないというのが本音です。
やっとここ最近になってAPOGEEを始めとした
Thunderboltのオーディオインターフェイスが
いくつかリリースされましたが
私が使っているMETRIC HALOもまだThunderboltには非対応ですし
音楽制作の現場にThunderboltが完全に普及するには早くとも2年はかかるように思います。
もしかしたらUSB3.0の方が普及する可能性もなきにしもあらずです。

ただ一つハッキリしているのは
今FireWireの製品を買うのはインターフェイス自体の性能が良くても
正直かなりリスキーな要素が残るということです。

この件に関しては個人的にも非常に気になっているので、
新しい情報が入りましたらこのページも随時更新していきたいと思います。

・では次、MIDIキーボードに関してです。

人によってはなぜキーボードが音楽制作に必要なのかわからないという人がいるかもしれません。
自分はマウスの鬼だから打ち込みにはキーボードは使わないという人もいるでしょう。
ですが個人的には打ち込みのインターフェイスとして以上に
作曲や音楽理論にキーボードが非常に使えるツールだと思っていますのであえてリストアップしました。
この世には様々な楽器がありますが鍵盤ほどメロディやハーモニーを視覚で確認しやすい楽器はありません。

逆にメロディやハーモニーを鍵盤上で把握していないとどうしても感覚に頼ってしまう傾向にあります。
これは私の実体験からも言えることですが
ギタリストが音楽理論に弱い人が多いのはギターという楽器が鍵盤と違って構造上、
音を視覚的に把握するのが難しいからだと思っています。
(それでも弾けるのがギターのスゴいところでもあります)

ですが一度鍵盤に置き換えてみると音が視覚的に確認が出来るので一気に理解が深まります。
これはギターに限った話ではなく他の楽器を演奏されている方やヴォーカリストの方も同様ですので
キーボードが使えることは打ち込みの作業効率という点以外にも
クリエイターとして非常にメリットがあります。

もちろん必ずしもキーボーディスト並みに演奏が得意である必要はありませんが
アレンジや打ち込みのスピードが格段に上がるので弾けて損することはありません。
私もキーボードの演奏には正直あまり自信がないのですが毎日ちょっとずつ練習しています(笑)。
ですので演奏や練習のことを考えると61鍵、どんなに妥協しても49鍵は欲しいところです。

ちなみにMIDIキーボードに関しては打ち込み用のもの限定しているのではなく
普通のキーボードやシンセも含みます。
ですのでもう既にMIDI端子のあるキーボードを持っているなら、
それをそのまま使って大丈夫です。
最近のシンセでしたらUSBケーブルで直にコンピューターで接続可能ですし、
仮にUSBに対応していない古いタイプのものでも
最近のオーディオインターフェイスなら大抵の場合はMIDI端子もあるはずですので
そこと接続すればすぐに使うことができます。

・最後、スピーカーやヘッドフォンなどのモニター関係です。

おそらく多くの人は既に何らかのスピーカーやヘッドフォンを持っていると思いますので
特に専用の物を購入せずにそれらをモニターとして使っているのではないでしょうか。
もちろん最初のうちはそれでもかまいませんが
追々は専用のモニターシステムの導入をおすすめします。
なぜなら音楽鑑賞、リスニングのためのスピーカーやヘッドフォンと
純粋な音楽制作のためのスピーカーやヘッドフォンではコンセプトが全く違うからです。

リスニング用途のシステムは基本的に音楽を気持ちよく聴くために設計されており、
例えば低音が過剰に強調されていたり、高域のきらびやかさを強調していることが多いです。
そのようなバランス的に偏った環境下で作業した場合、
家のスピーカーで聴いたときは良くても、
他の環境で聴いた場合にバランスが崩れてしまう原因になりかねません。
おそらくそのような「ギャップ」を経験をされた方は少なくないのではないでしょうか。

仮にどんなに良いオーディオインターフェイスを使っていても、
再生するモニターシステムに問題があったら宝の持ち腐れです。

ですので音楽制作のモニターはどんな環境で聴いてもある程度の再現性をキープするため、
基本的に余計な味付けは一切なしで音をそのままニュートラルに再生することを目的としています。

音楽業界ではYAMAHAの10Mというスピーカーがリファレンスとして有名ですが
個人的にはあまりにも無味乾燥すぎて大嫌いな音です(笑)。
もちろんセッティングやアンプの相性によって変わるかと思いますが
10Mで曲作りをしろと言われたら正直キツいです。
エンジニアの方には10Mのようなチェック用のモニターは重宝するかもしれませんが
クリエイターにはニュートラルかつ音楽的な美しさも両立したモニターの方が作業が捗ると思いますし、
それに音楽の聴き方も多様化した現在、いつまでも10Mに固執する必要もないと個人的には思っています。
こんなことを書くとプロのエンジニアの方には怒られてしまいそうですが
もう時代は10Mの次にとっくに移行したように思います。
実際に各メーカーからはニュートラルさと美しさを両立したモデルが多くリリースされていますので
これから音楽制作を始める方や買い替えを検討している方は
今「なう」なモニターを買うことをおすすめしています。

ちなみに私はMusik electronic GeithainのRL906というモニターを使用しています。
desk
初めて聴いたのはまだ24歳くらいだったように思います。
あるショップでいつも聴いているCDをリファレンスとして聴いてみたら
あまりの高解像度に腰を抜かしそうになったのを今でも覚えています。
それまではKRKのV4というモニターを使用していましたが
RL906にはハッキリいって歯が立ちませんでした。
(でもあの価格帯ではV4は良い方だと思います)
他社のモニターとも比較してみましたがはっきりいってRL906がこのサイズでは圧倒的でした。

それからずっと欲しいと思っていたのですが非常に高価なスピーカーなので
(興味のある人はググってみてください)
購入出来たのはそれから約4年後です。
それまでサンレコなどで見かけるたびに恋いこがれる日々を過ごしていたので
手に入れたときは本当に夢が叶ったような気持ちでしたね(笑)。
仕事でもレッスンでも愛用していますが
聴く人みんなが口を揃えて「スゴい!」というのがちょっとした自慢です。

ちなみにモニタースピーカーはアンプ内蔵のアクティブと
アンプは別売りのパッシブの二種類がありますが現在の主流はアクティブです。
個人的にはアンプとの相性を考えると正直面倒だと思うので、
特にこだわりがある方以外はアクティブでいいと思います。
都内ならいくつか試聴可能なお店もありますので
お気に入りのCDを持ち込んで聴いてみて
「これだ!」と思えるものを選んでもらいたいなと思います。

ちなみにヘッドフォンに関してはSONYのMDR-CD900STでいいと思います。

私も使っていますが非常にニュートラルで「確認」や「間違い探し」にはピッタリです。
気持ちよく音楽を聴くタイプのものではないので音楽鑑賞には向きませんが
音楽業界でもスタンダードといってもいいくらい普及していますので
とりあえず持っておいて損することはありません。

ただ個人的にはスピーカーではなくヘッドフォン中心で音楽制作をする
ミュージシャンやクリエイターが多いことに懸念を抱いています。

音楽は耳だけでなく空気の振動を身体全体で感じて聴くものだと私は考えています。
ですがヘッドフォンでは耳に直接当てて聴くので
空気の振動を身体全体で聴くというプロセスが当然のことながら省かれることになります。
極めてバーチャル的な音楽の聴き方と言わざるを得ない。

当然音楽制作にも影響します。
例えばわかる人が聴けばヘッドフォンでミックスした音源は一発でわかります。
経験豊富な人以外はだいたいの場合、バランスが悪く、音像も狭くなる傾向があるからです。
何よりもスピーカーを鳴らせていないので気持ちよく聴けません。

それに長時間のヘッドフォンの使用は聴力に悪影響を及ぼします。
意外かもしれませんがミュージシャンには難聴の人や耳鼻科通いの人が多いのはご存知ですか?
これは明らかに長時間のヘッドフォンの使用が原因と思われます。
(他にもライブやリハなど大音量で耳を酷使しすぎたというのもよくある話です)

一度失った聴力は現代の医学では戻すのは不可能だと言われています。
あるエンジニアさんは移動中にiPodなどのポータブルオーディオで絶対に音楽を聴かない、
ライブの際は耳栓を持ち込んだり、
なるべく後ろの席で観てスピーカーから大音量の直撃を避けるなど
徹底して耳のコンディションを管理しています。

ですのでモニターはスピーカーがメインで
ヘッドフォンは補助的に使うくらいがバランスが良いと思っています。
確かに日本の住宅事情を考えればスピーカーで音楽を大音量で聴くのは難しいので
ヘッドフォンやイアフォン頼みなってしまうのは理屈としては理解出来ます。
しかしスピーカーを使わず、ヘッドフォンに依存することで
聴力以上に音楽的な感性も失ってるように思うのです。

実際にスピーカーで音楽を聴く習慣のない人ほど
「mp3で充分」
な人が多いですし、
ちょっと柔らかい質感の音楽や音量に余裕のある音楽を
「コモっている」
と解釈する人もこれまで多く目にしてきました。

個人的にappleはリスペクトしていますし、信者を公言していますが
iPod以降このような音楽的に感度の低い人を量産してしまったことは本当に罪なことだと感じます。
ニコニコ動画にもヘッドフォン推奨というタグがありますが
あえてスピーカー推奨だと声を大にして言いたい。

アスリートは日々の食事が身体作りやパフォーマンスに影響していますが
ミュージシャンやクリエイターにとっては
日々、聴いている音楽がそれに相当するのではないでしょうか。
そう考えるとどうやって音楽を聴いているかというのは、結構重要だと思いませんか?

良いスピーカーは自分を育ててくれます。

もちろん予算の都合もあるでしょうし、
住宅事情の問題があるのも理解はしていますが
耳と感性の健康のためにも是非良いスピーカーを手に入れて欲しいと思います。

仮にもし今回リストアップした中で一番お金をかけるべきなのはどれ?と質問されたら
迷わず「モニタースピーカー」と答えます。
コンピューターは定期的に買い替えなければいけませんが
スピーカーは何年も使うことができますので多少は奮発しても損はないからです。
ただ全ての人にRL906級の物を買えというのはあまりにも酷なので
予算で買える範囲で購入してみてください。

二回に渡って音楽制作に最低限必要な機材について書いてみましたがいかがでしたか?
何だかんだ機材関係の話題は書いていて楽しいですね(笑)。

ちなみに1~5まで全部揃えるとなるといくらかかるのか、
気になる人も多いかと思いますが
ちょっとしたデモ程度の人と本格的に制作したい人では求めるものが違いますので
具体的にいくらと断言できないのがツライところです。

うちの弟はMacBookProとオーディオインターフェイスで(ソフトはGaregeBand使ってます)
10万程度から音楽制作をスタートしましたが
ある程度本格的に制作するのなら30万は欲しいところですね。
50万あればさらにいうことなし、
100万あればもうスペック的にはほとんどプロですね。
(ただ本格的にプロとして仕事するのであれば2、300万は投資しておきたいところです)

人によっては「高っ!」と思うかもしれませんが
レコーディングスタジオではミキサーだけで数千万しますし
ProToolsのシステムだけでも2、300万はします。
それにさらに他の機材や環境のコストも含めると…ちょっと気が遠くなってきました。

そう考えるとたかが数十万でそれに近いことが
自宅だけでなく外でも実現出来るのは超お得ではないでしょうか。
学生の人でも車や海外旅行にそのくらいのお金をかける人は余裕でいますしね。

ちなみに私が音楽制作を始めた頃は50万が初期費用でしたが
50万円出しても制作をするにはまだまだ不十分な時代でした。
その頃に比べればコンピューターやソフト関係は明らかに安くなりましたので
個人的にはこれから始める人がちょっと羨ましかったりします。
同じ50万でも出来ることがもう雲泥の差ですからね。

少しでも購入などの参考になるところがありましたら幸いです。