ポピュラー音楽の作曲、編曲、音楽理論、ジャズ理論のレッスン

ポピュラー音楽のための作曲、編曲、音楽理論の習得をメインとしたクラスです。

クラシックと違いポピュラー音楽の場合は必ずしも教育を受けている音楽家ばかりではありません。むしろ伝統的な音楽教育を受けたことのあるミュージシャンは少数派で自分のセンスのみを頼りに道を切り開いていった天才たちが中心となって発展してきた世界です。

一応は幼少の頃より音楽の教育を受けていた私にとって、そんな天才たちの独自のセンスは憧れの対象でしかなく、音楽理論の勉強に傾倒していったのも、そのセンスの正体を知りたかったからに他なりません。そして勉強していく中で憧れのアーティストのセンスの正体に触れた時の快感は何ものにも代えがたく、その探究は今も続いています。

確かにポピュラー音楽をやっていく上で音楽理論の勉強は必ずしも必須のものではありませんが、同時に勉強した人間にしか触れられない領域があるのもまた事実です。これは勉強した人間だけの特権と言ってもいいでしょう。

このクラスのレッスンを通して、独学や自己流では味わうことのできない音楽の楽しさや奥深さをお伝えします。

Youtubeでもレッスンの動画を公開していますので是非サンプルとしてご覧ください。

カリキュラム

カリキュラムはBasic、Middle、Advancedの3つの段階に分かれており、各自の方向性や求めるレベルに合わせて受講可能です。オンラインレッスンにも対応しています。

巷でいうところのポピュラー音楽理論、バークリーメソッド、ジャズ理論をベースとしつつ、実際の音楽制作に「使える」ことにこだわった実践的なカリキュラムを構築しています。

レッスンは講師が自作したオリジナルの教材を中心に進めていきますが、音楽理論をただ知識として覚えるだけでなく、技術として「使える」ようになるために常に一緒に音を出しながら、内容や状況に合わせて臨機応変に手書きで譜面に書きながらレッスンを進めていきます。

また習った内容がどのように使われているかのケーススタディ(参考曲)も豊富に用意しています。ジャズはもちろんのこと、ロック、ポップス、ブルース、クラブミュージック、アニソン、アイドル、映画音楽、ゲーム音楽、クラシックと幅広く、その数なんと400曲超え!今現在もその数は更新中です。

DTM、DAWに特化した選択講座もありますのでレッスン生の方向性に合わせて追加で受講することも可能です。

また希望者はクラシックの作曲や和声や対位法などの音楽理論もレッスン可能です。クラシックメインでポピュラー音楽を学んでみたい方の受講も歓迎いたします。

レッスンは毎回録音してお渡ししていますので復習に活用してください。

その他、カリキュラムにはない個人的な質問や相談(機材購入の相談、おすすめの音楽、音楽活動についてや人生相談まで幅広く可能です)、曲のアドバイスが欲しい場合もレッスン時間内でしたら可能ですので気軽にどうぞ。

ブログで参考図書となる本を紹介しています。


Basic

ポピュラー音楽における基礎を中心に学びます。また単なる知識の暗記でなく技術としての音楽理論を血肉化するためにもこの段階からイヤートレーニング、サイトリーディングなどのソルフェージュ関連、作曲のためのキーボードトレーニングも並行して行い理論と耳をコネクトすることを意識します。
これまで何人もコードのコの字のわからない方を理論好きに変えてきましたので全くの初心者の方もご安心ください。

主なカリキュラム

譜面の読み書き、インターバル、スケールの基礎知識、メジャーキーの基礎、ダイアトニックコード、サークルオブ5th、ケーデンス、コード進行の基礎、テンションとアボイドノート、♭9インターバル、Maj7の注意点、マイナーキーの基礎、マイナースケールの使用法、モードの基礎、セカンダリードミナント、ドミナント7thにおけるスケール、オルタードスケール、エクステンデッドドミナント、リレイテッド IIm7、sus4、理論的に正しいメロディーの作り方、音楽的なメロディーの作り方、リハーモニゼーション…etc


Middle

Basicが基礎だとしたらMiddleは応用です。オリジナル曲を書くだけでしたらBasicのレベルで充分に可能ですが、実際にプロが作った曲と比較すると+αの部分が足りないと悩んでいる方は多いのではないかと思います。Middleではその+αの正体となるコードやスケールを中心に学び、特にコードの扱いに関しては巷の「プロ」と呼ばれている人たちと同じレベルを目指します。作曲やアレンジを本格的に学びたい方はもちろんのこと、理論に裏打ちされた演奏をしたい知性派プレイヤーを目指す方にも役立つ内容です。また感性を鍛えるトレーニングとして絵や物語をモチーフとしたオリジナル曲の制作も同時に行います。

主なカリキュラム

モーダルインターチェンジの基礎、高度なモーダルインターチェンジ(ナポリの6度、ピカルディーの3度など)、インヴァージョン(転回系)、ラインクリシェ、サブスティテュードドミナント(裏コード)とそのバリエーション、リディアン♭7th、ディミニッシュコードとスケール、シンメトリックドミナントスケール(コンディミ)、転調、ハイブリッドコード、ペダルポイント、ブルースの基礎と基礎的な作曲法、高度なブルースの作曲法、絵や物語からのオリジナル曲制作…etc


Advanced

Basic、Middleで学んだ知識や技術を元にさらに踏み込んで、主に現代のアレンジに必要なジャズをベーシックをしたハーモニーとより高度な音楽理論について学び本格的に音楽を書くトレーニングを行います。最終的にはジャズビッグバンド、オーケストレーションが出来るレベルを目指します。人によってはオーバースペックな内容かと思いますのでAdvancedは受けずにBasicやMiddleでレッスンを修了させることも可能です。打ち込み全盛の今のご時世ですがオーケストレーションができてアレンジャーはやっと一人前と呼ばれるようになると言われています。技術だけに限定すればある意味プロとアマの差といっても過言ではないかもしれません。テクノロジーが発達したおかげで今は誰もが気軽に音楽を作れるようになりましたがこの差が縮まることは今後もないでしょう。Advancedの受講に関しては課題などの制作に、最低限のDTM・DAW環境、Middleまでの音楽理論の習得が必須となります。

主なカリキュラム

クローズボイシングとオープンボイシング、ドロップボイシング、ハーモニーのアプローチテクニック、スプレッドボイシング、アーティキュレーション、カウンターポイント、ウォーキングベース、4thボイシング、クラスターボイシング、ポリコード、アッパーストラクチャートライアド、ビバップフレーズ、マルチトニックシステム(コルトレーンチェンジ)、モーダルハーモニー概論と作曲法、ビッグバンドの作曲とアレンジ、オーケストレーション…etc


Extended

Advancedまでのカリキュラムを全て修了した方向けのレッスンです。カリキュラムにはないより実践を重視した内容のレッスンを行う他、Extendedの方のみを対象としたグループレッスンや交流会も行っておりますので、同じ志を持つ仲間たちとのコミュニティ、サロンとしての役割も担っています。
第8回からの活動の記録はこちらをご覧ください。
https://kohtaro.com/wp/category/grouplesson/
第7回まではこちらの旧ブログをご覧ください。
http://blog.kohtaro.com/?cid=14


料金やアクセスなどはこちらのページをご覧ください。