サイドメニュー(DTM、DAWなど)

メインの音楽理論のレッスンの他に
希望者はサイドメニューとしてこの選択講座を追加で受けることができます。

音楽理論のレッスンが音楽や作編曲の全体を包括するマクロ的な内容であるなら
サイドメニューではとにかく制作のミクロ的な部分にとことんまでこだわった内容となっております。
理論と制作のどちらもカバーすることでバランス良く学ぶことが可能です。
下記はその一例です。
今後、随時追加していきますのでご期待ください。
※サイドメニューの受講はあくまでも希望者のみですので受講生全員に強制するものではありません。

クリエイターのためのミックス&マスタリング

現在、テクノロジーの発達と機材の低価格化で誰しもが気軽にレコーディングを楽しめるようになりました。
しかし本来であればレコーディングもミックスもマスタリングも
音楽スタジオのエンジニアの専門分野であり、
私個人としては餅は餅屋ではないですが専門分野は専門家に任せるべきだと考えています。

しかし現実としてそれは難しく、コンペやデモでも最低限のエンジニアリングが出来ていないと
曲がどんなに良くても聴いてもらえないのが現状です。
残念ながらこの流れはどんどん加速していくと思われます。

そんな状況をいくら嘆いたところで現実は1ミリも変わりませんので
我々クリエイターも最低限のエンジニアリングのスキルは身につける必要があります。

ただクリエイターとしてもエンジニアリングの知識や技術は
アレンジに直結する部分も多々ありますので学ぶメリットはありますし、
何より自分の曲を出来るだけ良い音で聴いてもらいたい!
と願うのはクリエイターなら誰しもが思うはずです。

ですのでこの講座ではクリエイターとして
必要なミックス、マスタリングのスキルを短期間で習得することを目的としており、
WAVやmp3などのファイル形式やビットレートといったド基本の知識から
コンプやEQ、ディレイ、リバーブなどのプラグインのパートごとの効果的な使い方や選び方、
音楽的なエディットや耳に痛くない音圧の上げ方、
ミックスやマスタリングでやりがちなNGポイントまで学んでいきます。

レッスンではCUBASEを使用しますが、ソフトの表面的な操作よりも
他のDAWソフトでも応用可能なことを教えていますので、
CUBASEユーザー以外の方も受講可能です。

ちなみにモニターはあのMusikのRL906を使用しています。
プロのエンジニアも大絶賛する高解像度モニタースピーカーです。
ご自身のミックスした音源をこのモニターで確認する機会もなかなかないではないでしょうか。


リアル・ドラムス・プログラミング

生ドラムを良い音で録るにはどうしたいいか?
答えは簡単です。
良いドラマーに、良いスタジオで、良い機材を使って、
良いエンジニアに録ってもらえればすぐに解決する話です。
でもそれが出来れば苦労はないですよね。
プロの最前線にいるような方でない限り
この全ての要素を満たせる環境にいる方はほとんどいないかと思います。

だからやむを得ずに打ち込みで、という方は少なくないかもしれませんが
今はドラム音源もかなりリアルになってきましたので
私のようにドラムを叩けないくせにドラムフェチな人には良い時代になりました。

ところがプロも使っているあのドラム音源を使ってみても
メーカーのデモとは似ても似つかない…
ドラム単体ではいい感じなのにオケと混ぜると微妙…
そもそもドラムのパターンがよくわからない…
という悩みのある方は少なくないのではないでしょうか?

音源がそれだけ高スペックになれば使う側のレベルも要求されます。
ソフトの打ち込み方以外にも
そもそものドラムやリズムの知識やドラムの音作りのスキルなども必要とされますし、
いくら曲が良くてもドラムのビート自体がダサかったら台無しです。

ですのでレッスンではソフトの使い方だけではなく、
ソフトや音源のヴァージョンアップではカバーしきれない
ドラムの知識、リズムの知識や理論、音作りやリズムパターンまで取り扱います。
レッスンでは主にSuperior DrummerやBFDを使用していますが、
仮にソフトがディスコンやオワコンになっても
使える普遍的、汎用性の高い内容を目指していますので
他のドラムを音源使用している方も受講可能です。

打ち込みはどんなに極めても決して一流プレイヤーには叶いません。
それはバーチャルの宿命のようなものなのでやむを得ません。
しかし一般リスナーなら余裕で騙せるレベルには達したとは思いますし
リアルな生ドラムの打ち込みが出来ることはクリエイターの付加価値として充分武器になります。

打倒、冨田ラボくらいの勢いで一緒にがんばっていきましょう。